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『出席番号式解析理論』  (基礎編)
 『神泉式競馬理論』とは、私の構築した競馬理論体系の総称である。その骨格をなすものは、『出席番号式解析理論』『出目理論』『戦歴論』『単勝人気理論』である。当然のことながら、それらは私ひとりですべてを『無』から生み出したものではなく、片岡先生をはじめ多くの先達の研究遺産を、たゆまない努力と研鑽によって深化させたものである(大袈裟)『出目理論』『戦歴理論』『単勝人気理論』に関しては、先達の多くの研究者がそれぞれの研究を発表しているので、多少カブってしまうところも出てくるだろうが、それでも私なりの視点や解釈で独自に深化させたものである。
 また、番組表理論研究にとどまらず、競馬研究人口というのは非常に膨大な数で、日夜大勢の人がいろいろな
『必勝方法』を編み出そうとあらゆることを試みている。したがって広い宇宙(基本的に日本)には、私の『出席番号式解析理論』に近いアプローチをしている研究者も必ずや存在するのだろうが、現段階ではまだほとんど表には出て来てないようである。そのようなわけで、『神泉式競馬理論』の中核でもあり、オリジナル的要素が極めて強く、読者のニーズも高いと予想される『出席番号式解析理論』の説明から行っていきたいと思う。


『出席番号式解析理論』概論
 拙著『JRAのマル秘(シークレット)を暴け!』の副題は「出席番号式必勝理論」である。あの本のシリーズ名は「パーフェクトVブックス」というそうだ。「完全勝利=必勝」ということだ。基本的に競馬の本はエッセイなどを除けば皆『必勝本』だ。受験参考書・問題集が『合格本・合格必勝本』と謳うのと同じことだ。気持ちの問題だけで『必勝』に意味は無い。
 だから『必勝理論』でなく
『解析理論』としたのかというとそうでもない。我が『出席番号式解析理論』は、「必勝」とか「必敗」とかいったレベルではなく、もっと次元の高い、それこそJRA競馬のオペレーション(操作)の管理中枢ではないかと思うからである。

 拙著では、初めから複雑な話をして混乱をきたさないように、その基本的パターンを元本戦の連対4(フォー)が連対枠を形成する
『ミニモニ型』とビリから4が連対枠を形成する『メロン型』及びその変形型『KAT-TUN型』『V6型』などと名付けて、主に多頭数戦における枠連1点勝負を目指す方法論のみを解説した。最後に『劇薬』と断わりながらもそれ以外のケースにも若干触れたが、今後はその『劇薬』についても解説を加えていきたい。
 このページの最後に08年ダービーの解析を追しました。
         必見!名付けて『黄色いお空でブンブンブン』決着



『解説の進め方』

 解説の進め方に関して、すでに拙著を御購入になって御購読頂いた方への配慮もあるので、拙著で述べたことをすべて繰り返すわけにも行かないのだが、さりとて一切触れないで説明するのも不可能なので、その辺はどちら様にもあらかじめ御了承頂きたい。拙著はメタモル出版の『パーフェクトVブックス』シリーズの1巻ということで、そのサイズ(版型、四六版とかいうらしい)や色使い表紙以外は黒一色)やページ数に限りがあった。当サイトではそのような物理的制約はあまりないので、よりわかりやすい説明ができるのではないかと思う。


『公開情報の再整理』

 まず基本的に我々一般人は、『非公開情報へのアクセスができない』わけなのだから、誰もが入手することができる『公開情報を再整理』することでしかJRAに対抗する術は無い。拙著では「外務省のラスプーチン」と呼ばれた佐藤優氏の言葉を借りて、『秘密情報の98%は公開情報を再整理することによって得られる』と述べている。
 では、その公開情報というのは何かといえば、基本的にJRAの公開するすべての
『数字』『文字』である。それも、解釈の余地の無い客観的なものが中心だ。たとえばよくGⅠの時などに言語学者の先生がJRAの広報誌にチョイ書きする『冠名「アドマイヤ=ADMIRE」を並べ替えると「I DREAM」と読めるから、夢のある結果を得られるでしょう』というような与太話などは含んではいけない
 競馬研究において、そうした
『数字』や『文字』の正しい分析ということになれば、まず第一に『出目研究』ということになり、これは思われている以上に重要かつ奥が深いテーマで、拙著では前半で取り上げているのだが、当サイトでは後回しにさせて頂く。


『やたらと紛らわしい出走馬の名前』

 まずは出走馬の名前に着目してもらいたい。出走馬の名前というと、まずその意味とか文字数とかに目が行ってしまうかもしれない。人間は文字を見て意味を考えてしまうのは当然だし、それがあながち全くナンセンスだとは言わない。しかし、それはJRAも百も承知で、それを逆手に取られてしまうのだ。JRA競馬はダジャレやトンチクイズや連想ゲームでは勝てないというのはそのことだ(JRAの粋な計らいでそれで良い場合もママあるが、それこそJRAのサービスでもあり、『撒き餌』でもあるのだ)。

 
もっと素朴に、少年のような清い心で見た方が良いかもしれない。1つのレースの中に『やたらと紛らわしい馬名』が多いような気がしないだろうか?同じような冠名の馬、アグネスとアドマイヤ、トウカイとトウショウとトーホウ、マチカネとラフィアンクラブのマイネル・マイネ、メイショウとメジロ、極め付きはエイシン(父平井豊光馬主)とエーシン(息子平井宏承)などの馬が多頭数入り乱れて出てきたり、同じレースにデアリングハート・ディアチャンス・ディアデラノビア・テイエムプリキュアが出てきたりして、『ああ、競馬実況のアナウンサーでなくて本当に良かったな』としみじみ思うことはないだろうか?

 
『私のクラスは11人なのに、中澤佑二君と中田浩二君と中田英寿君と中村俊輔君と中村憲剛君と中山雅史君がいます』みたいな出走馬名構成が非常に多いのである(嫌がらせ?)
 そんなクラスでは先生も管理がしにくいようで、そこで考え出されたのが
『出席番号』である、というわけではないだろうが、すべての物事を管理するために、その名前に『あいうえお(五十音)順』に番号を付け、その番号=数字によって管理する、というのが我々が小学校入学以来施されてきた方法なのである。

 我が国の競走馬は必ず
『カタカナ9文字』の名前で登録される。その際、たとえば『ヴィクトリー』と『ビクトリー』は明確に区別される。『エイシン○○○』と『エーシン○○○』なども同様である。また、外国馬がJRA競馬に出走する際には、9文字制限こそないものの、必ず『カタカナ表記』に改められ、この場合も「ヴァ行」と「バ行」は勿論すべての表記を確定し、一旦確定したらその馬はその表記で統一し、あいまいな表記を許さない


『完全あいうえお順???』

 当初まだこのやり方には名前がなく、『あいうえお式』とか『五十音式』とか『昇順式』とか、はたまた手前味噌ながら『神泉式』などといろいろ言ってみたのだがどれもしっくりせず、結局拙著出版に際して『出席番号式』と称することにした。
 これから御紹介する
『出席番号式解析理論』は、まず当該レースの出走馬全頭に『あいうえお順』に番号=出席番号を振ることからすべてが始まる。

 と、ここでひとつ
『お詫び』でも『訂正』でもないのだが、拙著出版直後に重大な事実が判明した。拙著では『完全あいうえお順に番号を振るように!』とし、長音記号「-」は「ン」のあと(例として、エイシン・・・はエア・・・のあとだがエーシン・・・はエン・・・のあと)と述べている。が、どうやら一般的にはこれは『完全あいうえお順』ではないようなのである。私も学生時代は多少辞書などを引いたかもしれないが、一般的な編集業務になど関わったことなどなく、競馬以外では文字の並び方についてのルールなど知らない。後から思えば、メタモル出版に原稿を渡した後で、編集長から「これは自分たちの世界では完全あいうえお順とは呼ばないのだけど・・・」という御指摘があったのだが、こちらはポカーンとして「でも、全部そうなっていますけど・・・」と答え、それっきりになってしまった。
 私はここ10年『週刊競馬ブック』(毎週月曜発売600円)だけは毎週買っている。レース結果や登録馬の確認はするが、記事は大して読まない。が、『日本ダービー特集号』の86・87ページの『ファンのページ』というコーナーで意外な事実(私にとって)を知るところとなった。普段そこには『過去の名馬の馬名を冠したレースを増やせ!』だとか『3歳クラシックにダートのGⅠを作れ!』などといった『的外れなネタ』ばかりなので読むこと自体ありえないのだが、今回は目からウロコが落ちた。勝手に引用して良いのかどうかわからないので、競馬ブック関係者には内緒にしておいて欲しいのだが、冒頭で『競馬での馬名のアイウエオ順の並べ方は一般とは若干異なっていて、清音、濁音、半濁音の違いは無視、音引(-)は「ン」の後となっている。競馬ファンはこの並び順に慣れており、一般の順に馬名が並んでいるのを見ると結構なストレスを感じるものだ。』と述べていらっしゃる(勝手に引用している後ろめたさから敬語)。さらに、一般のソフトで馬名リストを作ると後で自分で並べ替えるとか、JRAのHPで「特別競走登録馬」等一部のデータで、「ヴ」で始まる馬が「ワ」の後ろに並んでいるなどなど、非常に貴重な指摘を幾つもなさっておられる。そして最後に、『本家本元のJRAのHPだけに、正しい並びに統一してもらいたいものだ。』と締めているが、
それもまたJRAの手かもしれない。

 
そのようなわけで、『完全あいうえお順』ではなかったのかもしれないが、やろうとしたことはいっしょである。『ヴァ行』は『ウ』と一緒で、『バ行』とは異なる。『ヴィクトリー』は『ウイン・・・』の前で、『ビクトリー』は『バンブー・・・』とかの後。


『06年ダービー出走馬と07年青葉賞出走馬の出席番号は?』

名順 06ダービー出走馬 07青葉賞 出走馬
アドマイヤムーン イイデレインジャー
アドマイヤメイン エフティカルロス
アペリティフ エルソルダード
ヴィクトリーラン エーシンピーシー
エイシンテンリュー オーシャンエイプス
サクラメガワンダー ダノンヴィッター
ジャリスコライト ツバサドリーム
スーパーホーネット トーセンマーチ
トップオブツヨシ ナタラージャ
10 ドリームパスポート ノワールシチー
11 トーホウアラン ヒラボクロイヤル
12 ナイアガラ フィニスティール
13 パッシングマーク ホクトスルタン
14 フサイチジャンク マイネルアナハイム
15 フサイチリシャール マイネルヘンリー
16 マルカシェンク マルカハンニバル
17 メイショウサムソン メイショウレガーロ
18 ロジック レオエンペラー


『JRA競馬の最大の特徴は枠連である』

 『枠連』=正式名称は枠番連勝複式勝馬投票券(Bracket Quinella)という。ご存知の通り、JRAの編み出した大発明であり、騎手の帽子の色(枠番)が同じならそのどちらでも良く、1着2着の順番も問わないという世界一ルーズな賭けだ。そもそもは、庶民の射幸心を煽りたくないので高配当を抑制するという国策と、物理的な事務処理能力の問題であったろうと思われる。しかしながら、コンピューターも発達し、馬単・3連単の時代になっても『枠連』はなくならないのである。

 
1963年にそれまでの『6枠連単式制』が『8枠連複式制』に改定されたのだそうである。この年は翌64年の3冠馬シンザンがデビューした年である。番組表理論を研究されている方なら皆さんご存知かと思うが、1964年こそJRA近代競馬発祥の年であり、3冠馬と言うのはほぼ10年に1頭、オペレーションの大転換の時に現れるのである。このシンザンから20年目の1983年にGⅠを冠しない最後の3冠馬ミスターシービーが現れ、翌1984年にGⅠを冠した初の3冠馬シンボリルドルフが出現する。その10年後の1994年、○指(指定競走)の付かない最後の年にナリタブライアンが3冠馬となる。そして2000年と2001年を同馬齢で走った馬(テイエムオペラオーがその代表格)が存在したために、1年ダブって11年目の2005年に3連単開始世代としてディープインパクトが3冠馬となるのである。

 したがって、兎にも角にも
『枠連』こそがJRA競馬のオペレーションの核心なのである。とは言っても枠連は低配当=多額(?)の資金が必要ということで、実際には3連単中心で枠連などあまり興味が無いという方も多いだろうが、3連単を買うにしても基本は枠連なので、まずはしっかり押さえて頂きたい。


『番組表研究では、レースをまずカテゴライズ(分類)する』

 『出席番号式』に限らず、『出目理論』にしろ『戦歴論』にしろ『人気理論』にしろ、まず最初にレースをカテゴライズ(分類)する必要がある。分類する項目は多岐に亘るが、ある程度常識で判断でき、必要に応じて臨機応変にやって頂きたい。どのように分類するかはセンスでもあり、実力でもある。いくつかの項目を挙げておく。
A: 3(2)歳限定戦、4(3)歳以上(いわゆる古馬)戦
B: 条件クラス・・・OP(G・Jpn、OP特別)、1600万、1000万、500万、新馬、未勝利
C: 無冠、国際、混合、牝馬限定
D: 指定(○指)、特指(特別指定競走)、角指
E: 斤量・・・馬齢、定量、ハンデ、別定(賞金別定・グレード別定)
F: 芝かダート、そして距離
G: レースの設計順位・施行順位
H: 出走頭数(さらに出走馬構成)
I : 競馬場・・・関東・関西、中央開催・第3場開催、右回り・左回り・・・・・・などなど

(なお、東は東京・中山・福島・新潟・函館・札幌、西は京都・阪神・中京・小倉とする。)
なぜ東西を分けるかというと、経験則からなわけだが、昔は交通手段も通信手段も未発達で、つい10年くらい前まで渋谷の場外(WINS)でさえ、関西圏の特別レースが買えなかった。




『06年ダービー(GⅠ)=>07年青葉賞(GⅡ)』の取り組み方

 下記の表を御覧頂きたい。2007年4月28日に東京競馬場で行われた第14回青葉賞の攻略方法である。この場合のカテゴリーは、「関東、3歳限定OPクラス、芝2400M」というもので他の詳細は問わない。
 このカテゴリーは毎年施行順に青葉賞・オークス・ダービーの3戦しかなく、とりあえず今回はグレードのⅠ・Ⅱの違いはは無視する。したがって、
2007年の青葉賞の直前戦は2007年の第73回ダービーということになる。このダービーの出走全馬に出席番号を振って、着順に並べたのが左半分である。右半分は、青葉賞の出馬表を横書きにして、これもあいうえお順に出席番号を振ったものである。

 この時、
『連対4(フォー)』と呼んでいる06年ダービー1着馬メイショウサムソンの出席番号「17」、2着アドマイヤメインの出席番号「2」、1着同枠馬スーパーホーネットの「8」、2着同枠馬トーホウアランの「11」、すなわち「17・2・8・11」が青葉賞の5枠と6枠に揃い、そのまま1着枠と2着枠を形成するのである。ちなみに、3番人気と15番人気の決着だったために枠連(5-6)2530円、馬連⑩⑪32140円、馬単53340円の高配当であった。研究が進んでくると、場合によっては3着(枠)の特定ができる場合もあるのだが、それはまたの機会ということで・・・。
 すでに御覧頂いた方は御承知と思うが、
拙著ではスペースも限られ、色使いもできなかったので、苦肉の策としてアイドルグループのメンバーの名を借用して、数字を擬人化して説明を行っている。『出席番号式解析理論』ではそのヴァリエーションがいくつもあるので、ジャニーズやハロプロのグループやユニットでいろいろ説明したりもしている。まだ拙著を御覧になっていない方は、ぜひとも御一読願いたい。


名順 着順 枠番 馬番 馬名 ミニ モニ 名順 枠番 馬番 馬名 着順
17 メイショウサムソン 矢口 中澤 12 フィニステール 3着
アドマイヤメイン 加護 石黒 エーシンピーシー
10 ドリームパスポート ナタラージャ
16 マルカシェンク 13 ホクトスルタン
18 ロジック 10 ノワールシチー
アペリティフ 15 マイネルヘンリー
アドマイヤムーン イイデレインジャー
15 フサイチリシャール 16 マルカハンニバル
11 トーホウアラン ミカ 加護 エフティカルロス
10 サクラメガワンダー トーセンマーチ 2着
14 11 フサイチジャンク ミカ 11 ヒラボクロイヤル 1着
12 エイシンテンリュー 矢口 17 メイショウレガーロ
13 13 パッシングマーク エルソルダード
14 ジャリスコライト オーシャンエイプス
15 スーパーホーネット ツバサドリーム
16 トップオブツヨシ 18 レオエンペラー
12 17 ナイアガラ 中澤 14 マイネルアナハイム
中止 ヴィクトリーラン 石黒 ダノンヴィッター

『ミニモニ。型』決着


『いくつかの基本的な決着パターン』

 以下に掲載する表は、拙著並びに『出席番号式解析理論研究資料集』を御購読の皆様には、もうすっかりおなじみの表かもしれないが、出席番号式解析理論のいくつかの基本的パターンを表したものである。
 購読者の方々への御配慮から、ここでは詳しい説明は控えさせていただくが、こんなものは
『ホンのサワリ』なので、購読者の方々にもお許しいただけると思う。よく御覧になれば、初心者の方にもおわかりいただけるはず・・・。


『04年青葉賞(GⅡ)=>04年オークス(GⅠ)』の取り組み方
    (ダイワエルシエーロ事件)
名順 着順 枠番 馬番 馬名 メロ ン記 名順 枠番 馬番 馬名 着順
13 ハイアーゲーム 大谷 6 スイープトウショウ 2着
15 ホオキパウェーブ 斉藤 7 セカンドノホシ
4 シェルゲーム 16 ラグレスロマニー
5 スウィフトカレント 10 ドルチェリモーネ
1 アドマイヤビッグ 9 ダンスインザムード
9 ダークスター 14 ヤマニンアラバスタ 3着
12 ニチリンコトブキ 15 ヤマニンシェクル
16 マイネルポロネーズ 1 アズマサンダース
3 コスモステージ 3 ギミーシェルター
11 10 ナムラシーザー 11 フレンチアイディア
2 11 カムイヌプリ 13 メイショウオスカル
14 12 ヒカリフォレスト 2 ウイングレット
10 13 デルタブルース 柴田 8 ダイワエルシエーロ 1着
6 14 スマートストリーム 大谷 12 マルカヒローリアン
17 15 モンブランカフェ 村田 村田 17 レイナシンフォニー
8 16 ダイワネバダ 柴田 4 グローリアスデイ
7 17 ゼッツー 斉藤 18 レディインブラック
5 シルキーフレンド

『メロン(記念日)型』決着
枠連(1-7)6700 馬連①⑬10080 馬単⑬①30430



『07年オークス(JpnⅠ)=>07年ダービー(JpnⅠ)』の取り組み方
    (ウオッカ事件)
名順 着順 枠番 馬番 馬名 KAT TUN 名順 枠順 馬番 馬名 着順
18 ローブデコルテ 8 タスカータソルテ
11 ベッラレイア 6 ゴールドアグリ
16 ラブカーナ 亀梨 4 ウオッカ 1着
14 ミンティエアー 上田 5 ゴールデンダリア
10 ピンクカメオ 10 トーセンマーチ
12 マイネルーチェ 17 マイネルフォーグ
17 レインダンス 13 フィニスティール
13 ミルクトーレル 9 ドリームジャーニー
8 トウカイオスカー 12 ヒラボクロイヤル
6 10 ザレマ 16 プラテアード
9 11 ハロースピード 11 ナムラマース
2 12 アマノチェリーラン 赤西 7 サンツェッペリン
4 13 カタマチボタン 亀梨 18 ローレルゲレイロ
1 14 アドマイヤスペース 田口 赤西 2 アドマイヤオーラ 3着
15 15 ラストベガ 田中 14 フサイチホウオー
5 16 ザリーン 上田 田口 1 アサクサキングス 2着
3 17 ウィンナワルツ 中丸 中丸 3 ヴィクトリー
7 18 スマートストリーム (赤西) 田中 15 フライングアップル
*スマートストリームは17着に9馬身(1.5秒)離される
*赤西君は一旦留学・休業のあと復帰


『KAT-TUN型』決着
枠連(2-8)1990円 馬連③⑯54470円 3連単③⑯⑭2155760円


『04年皐月賞(GⅠ)=>05年皐月賞(GⅠ)』の取り組み方
    (ディープインパクト登場)
名順 着順 枠番 馬番 馬名 V6 V6 名順 枠順 馬番 馬名 着順
8 ダイワメジャー 岡田 2 アドマイヤフジ
6 コスモバルク 井ノ原 13 トップガンジョー
16 メイショウボーラー 17 マイネルレコルト
5 コスモサンビーム 5 コンゴウリキシオー
15 ミスティックエイジ 3 ヴァーミリアン
18 メテオバースト 森田 15 ビッグプラネット
14 マイネルマルロス 16 ペールギュント
13 マイネルブルック 岡田 8 ストラスアイラ
10 フォーカルポイント 長野 9 ダイワキングコン
1 10 アポインテッドデイ 井ノ原 6 シックスセンス 2着
4 11 グレイトジャーニー 14 パリブレスト
12 12 マイネルデュプレ 三宅 10 タガノデンジャラス
3 13 キョウワスプレンダ 森田 18 ローゼンクロイツ
9 14 ハーツクライ 長野 三宅 12 ディープインパクト 1着
17 15 メイショウムネノリ 4 エイシンヴァイデン
11 16 ブラックタイド 1 アドマイヤジャパン 3着
7 17 スズカマンボ 坂本 坂本 7 スキップジャック
2 18 カリプソパンチ 11 ダンスインザモア

『V6型』決着
枠連(5-7)2880円 馬連⑩⑭5830円


『04年桜花賞(GⅠ)=>04年阪神JF(GⅠ)の取り組み方』
    (ゾロ目もあるでよ)
名順 着順 枠番 馬番 馬名 ミニ モニ 名順 枠順 馬番 馬名 着順
9 ダンスインザムード 4 カシマフラワー
1 アズマサンダース 加護 3 エリモファイナル
16 ヤマニンシュクル 石川 17 ラインクラフト 3着
13 ムーヴオブサンデー 13 マイネデセール
7 スイープトウショウ 9 ショウナンパントル 1着
6 コンコルディア 矢口 加護 1 アンブロワーズ 2着
8 ダイワエルシエーロ 12 ハギノコマチ
4 ギミーシェルター 11 テイエムチュラサン
14 ヤマニンアラバスタ 2 エイシンハッピー
17 10 レディインブラック 石川 8 ジェダイト
12 11 マルターズヒーロー 14 ミラクルコンサート
5 12 クリスタルヴィオレ 18 リヴァプール
10 13 フィーユドゥレーヴ ミカ 矢口 6 クロユリジョウ
3 14 エイシンヘーベ ミカ 10 デアリングハート
11 15 ホシノピアス 15 モンローブロンド
18 16 ロイヤルセランガー 7 コスモマーベラス
15 17 ヤマニンアルシオン 16 ライラプス
2 18 ウェディングバレー 5 キャントンガール
*連対枠が1人足りないので石川さんに加わってもらう

『W(ダブルユー)型』決着
枠連(3-3)8130円 馬連⑤⑥8520円 3連複⑤⑥③5450円


『08年ダービーの取り組み方』

 拙著『JRAのマル秘(シ-クレット)を暴け!』発売直後に施行された今年(08年)の第75回ダービーである。正確に言えば、拙著が発売されたからダービーが行われたのではなく、ダービーの開催に合わせて本が出たのである。さすがに拙著の発売によってオペレーションが変わることは無いだろう。去年あれだけのこと(このページの上の方を見よ!)をやったあとだけに今年は大人しくするだろうと思ったが、さすがに、『ミニモニ型』や『メロン型』『KAT-TUN型』『V6型』のようなわかりやすい決着にはならなかったが、今年は今年で地味ながらも実に味わい深い決着であった。

     06年オークス      08年オークス            08年ダービー
着順 名順 おそ松 名順 黄色 名順 枠番 馬番 馬名 着順
4 10 安倍 安倍 10 ディープスカイ 1着
12 3 平家 保田 5 サクラブロッケン
2 17 11 ブラックシェル 3着
3 12 9 タケミカヅチ
11 4 一松 1 アグネススターチ
5 18 十四松 16 モンテクリスエス
8 16 アヤカ 8 スマイルジャック 2着
15 9 ミカ 2 アドマイヤコマンド
13 13 カラ松ルル 14 マイネルチャールズ
10 9 14 ルル おそ松 17 レインボーペガサス
11 10 1 チョロ松 18 レッツゴーキリシマ
12 6 トド松 15 トド松 6 サブジェクト
13 16 十四松 11 13 ベンチャーナイン
14 1 一松 7 平家 3 エーシンフォワード
15 18 チョロ松 5 保田 12 フローテーション
16 14 カラ松 8 アヤカ 15 メイショウクオリア
17 17 おそ松 2 ミカ 7 ショウナンアルバ
18 7 中止 6 4 クリスタルウイング

 
 結果的に今年は『究極の2択』であった。拙著で説明した範囲では、そのいずれにしても『これはアリなのだろうか?』と迷われたはずである。結論から先申し上げると、『研究資料集①』を御覧になった方はお分かりであろうが、こうしたケースはしばしば起こりうり、基本とは言わずとも十分に『応用パターン』として確立されており、したがって全然OKなのである。但し、勿論前述の『基本パターン』より危険度は高い

 1番人気がNHKマイルCの覇者ディープスカイ、2番人気が弥生賞の覇者マイネルチャールズであった。
 今回は、
『元本戦』候補らしきレースが2戦存在した。06年のオークスと、08年のオークスである。06年オークスの3枠⑥番は競走中止なので今回は無視すると、ビリから6頭の出席番号は「17・14・18・1・16・6」は、当該08年のダービーの3枠・5枠・6枠の3つの枠に全部揃う。特にビリとブービーの「17・14」は5枠に揃っている。拙著ではまだ触れていなかったが、こうしたケースでこの3つの枠内で決着することがよくある。そしてやはりビリ・ブービーの5枠が軸である場合が多く、(3-5)(5-6)を本線に(3-6)とゾロ目を押さえるのが基本である。ついでに3着までもこの3つの枠内で決まることがよくある。今回はやはり6人組なのだが、『KAT-TUN型』とも少し違うので最初は『ハンダース』にしようかと思ったが、今の人は知らないので赤塚不二夫先生の『おそ松くん』にした。
 08年のオークスの連対5のうち、1着「10」と15着(1着同枠)「5」が1枠に、2着「3」は7枠に、10着(2着同枠)「14」は5枠に、16着(1着同枠)「8」は4枠に入る。この時、すぐ下の17着「2」が同じく4枠に入る。理由は全くわからないので、
『妄想=思い過ごし』と言われてしまうと返す言葉が無いが、こういうケースで08年オークスで7枠に同居した「10・5・8」がすぐ下の「2」を伴って連対枠を形成する場合もときどき存在する。こちらの08年オークスの連対5「10・3・14・5・8」をハロプロシャッフルユニット『黄色5』とし、「10」は安倍なつみ(なっち)さん、独立心旺盛な「3」と「14」を平家みちよさんとルルさん、「10」と行動を共にする「5」を保田圭さん、「8」をアヤカさんとし、すぐ下の「2」をココナッツ娘つながりでミカさんとする。
 ここで戦歴的な話だが、
『ダービー馬になる条件』をいくつか考えてみよう。いろいろな立場・考え方があるが、そのうちの一つに、「既にGⅠを勝っているか、もしくは別定戦を負けていない(馬齢戦・定量戦は負けていても良い)」というものがある。また、「ダービー出走以前に既に資格賞金が3200万を超えている(つまり生涯OP馬)」というものもある。今年の出走馬の中でこの2つの条件をクリアしているのは、この時点で出席番号「10」のディープスカイと「14」のマイネルチャールズの2頭に限定される。もしディープスカイが勝つようであれば、相手は4枠である可能性が非常に高い。また、マイネルチャールズが勝つようであれば、相手は3枠か6枠である可能性が非常に有力である。初めに究極の2択といったが、最終的に2番人気より1番人気(ダービーは特に1番人気を重視)、おそ松くんより黄色5、2年前より直前のオークスを元本戦にしたということか。
 結局私は絞り切らずに、枠連(1-4)をメインにしこそすれ、(5-3)(5-6)も押さえてしまったので大して儲からなかった。最大の失態は、2冠馬誕生の際の相手(2着馬)は青葉賞馬か京都新聞杯馬と決めつけていたために、スマイルジャックを押さえていなかった浅はかさである。
 それはさておき、世間では『ディープスカイの2冠達成』と騒がれていたが、出席番号式解析論的(どんな的)に今年のダービーを総括すると、
『安倍なつみのオークス・ダービー2冠制覇』による『黄色いお空でブンブンブン』決着となる。『黄色いお』が『ディープスカイ』の暗号になっていることは言うまでもない(わけはない)。



なぜ『ブンブンブン』かと申しますと、お気づきの方も多いでしょうが、直前戦オークスの1着枠7枠の3頭(の出席番号「10・5・8」)がすべて連対枠に入るので、『777(セブンセブンセブン)』から来ています。


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